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2006年03月31日
ウェブ進化論とは、結局なんだったのか。
「ウェブ進化論」を読みました。
今回ばかりは、痺れるような興奮を覚えました。
大ヒットを記録した「ウェブ進化論」。
何がすばらしかったのかというと、非常にわかりやすかったこと。
ネットという、自分たちがそこで生活をしているにもかかわらず
実際のところ知っているようで知らない世界を、
二極論的な対比を通して、
ばっさりと解説していることに尽きるのではないでしょうか。
一見非常に乱暴な手法ですが、
それがいいか悪いかは別として、
そこから今の自分の居場所を確認することができます。
自分がこの時代に、まだ28歳(読んだときは27歳か)という
まだ多少楽観的な将来を想像できる世代であったことに感謝しています。
梅田氏のブログでも語られている通り、
「あちら側」の世界はアメリカという風土に支えられて育ってきました。
自己主張が強い「俺が、俺が」社会のアメリカ。
ブログというツールもそんなアメリカだからこそ、大きく発展してきたのかもしれません。
日本でのブログの大ヒットは正直、意外でした。
アメリカ人じゃなくたって、やっぱり何かを誰かに伝えたい。
ブログを通して、匿名であれ何であれ、
「個」が表現されていくことで、社会は成熟していきます。
この社会の未来を作るのは、僕ら一人一人の「叡智」に他ならない。
投稿者 welconnect : 02:42 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月29日
シニア向けWEBサービスは成功する?
こんな記事を見ました。
シニア向けWEBサービスは成功するか
問題はシニア向けWEBサービスがビジネスとして成功する環境にあるのか、という点です。確かに高齢者がネットを使うことは現時点では想定できませんが、中高年齢層にネットユーザーが増えているのも事実でしょう。「ネットを使うのは若者だけ」という前提を、そろそろ考え直してみても良いと思います。
(中略)
日本は他の先進国の中でも、高齢化が急速でインパクトも大きいと言われます。であればこそ、シニア向けWEBサービス市場が早期に立ち上がり、より良いサービスが生まれるためのノウハウが蓄積されることを願います。そのノウハウが諸外国でも応用され、日本企業はシニア向けWEBサービスのグローバルプレーヤーになる・・・と期待するのは甘すぎでしょうか。
依然、「高齢者=インターネットパソコンに弱い」という印象が強いようです。
が、近年のITインフラの整備などから、
幅広い年齢層がインターネットを楽しむことができるようになりました。
もちろん、シニア層のインターネットの利用も急拡大しています。
オンライントレードで株の売買を行う、
ネットショッピングで趣味の商品を購入する
動画やDVDを鑑賞する
など、
経済的な余裕が比較的あり、
時間的な余裕も作りやすいシニア層は
WEBサービスでの大きなターゲットでもあります。
が、まだまだ課題もあります。
ひとつはアクセシビリティ・ユーザビリティの問題です。
ネットに慣れない高齢者にとっては、
目的の行動(ネットショッピングであれば、目的の商品を買うこと)にたどり着くまでの
導線がわかりにくいなど、
まだまだ多くのサイトではアクセシビリティ・ユーザビリティでの問題を抱えています。
そういった課題をクリアしていくことで、
シニア層へのWEBサービスはますます拡大していくことでしょう。
投稿者 welconnect : 00:58 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月28日
特別養護老人ホームのホームページのあり方
ウェルコネクトが考える「特別養護老人ホームのホームページ」のあり方とは。
特別養護老人ホームは全国におよそ5000施設あり、
その施設によってサービスの質や特徴もさまざまです。
特にハード面での違いは格差が大きく見られています。
新型特養と呼ばれる全室個室のユニットケア施設もあれば、
従来型の4人部屋を主体とした施設もまだまだ多数あります。
プライバシーが保たれ、自分の空間を持てる個室が本当に望ましいのか、
それとも費用負担も少なく、同居者がいることで孤独を感じない相部屋がいいのか、
この議論はまた別の問題としてとらえていきたいと思いますが、
このように、一言で特別養護老人ホームといってもその特徴はさまざまです。
そこで、まず特養のホームページでは、
ハード面に関する情報をオープンにしていくことが大切です。
その環境の中で、どんなサービスを提供し、どんな生活を援助していきたいか、
といった理念を明確に打ち出していくことが重要になります。
また、特養は入所待機者、いわゆる入所待ちをしている人が多いということでも知られています。
入所を希望しているのにもかかわらず、いつまでたっても順番が回ってこない、
自分より後から希望した方が入所しているのはどうして?
といった疑問や苦情が届けられることも少なくありません。
そのため、特養のホームページでは、
入所判定基準の開示をすべきだと考えています。
入所に際しては、その要介護度や家庭環境など、
さまざまな要因を加味して入所判定を行っています。
単純に順番待ちで早いもの順だと思っている方も少なくないので、
こういった情報を伝えていくことも大切です。
また、特養の場合、入所以外のサービス事業を併設していることが多くあります。
デイサービス・ショートステイ・訪問入浴・ホームヘルプなど・・・
そういったサービスを利用するためには、
どのような手続きをすればいいのかといった手順を伝えることも
特養のホームページにとって重要な役割です。
また、施設それぞれに特色を活かした
さまざまな活動(アクティビティ・プログラム)が展開されています。
そういった活動の様子を紹介しておくことで、
入所した後の生活のイメージを膨らませることができます。
それまで培ってきた生活習慣や経験から離れ、新しい環境に適応していくということは、
高齢者にとっては非常に大きなエネルギーを消耗します。
ホームページを通して、そういった活動に関する情報を知ることで、
新しい生活への希望を見つけることができるのではないでしょうか。
ということから、以下の3点を重要なポイントとして提示します。
施設内の設備・環境に関する情報が充実している
サービスの利用手続きがわかりやすく記されている
施設での生活イメージを膨らませるための、活動・イベントの紹介などの情報が充実している
今まで、特別養護老人ホームは、どこも満床で入所待機者で溢れているということから、
積極的な営業活動をする必要性を感じない施設も少なくなかったというのが現状です。
しかし、施設への情報公開に対するニーズは非常に高く、
特別養護老人ホームのホームページに求められる役割はますます大きくなっていくことでしょう。
投稿者 welconnect : 21:56 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月25日
Googleとアクセシビリティ
まだ読んでいる途中なのですが、
「ウェブ進化論」という本を読んでいます。
非常に興味深く読ませていただいており、
読み終わったらレビューさせていただこうと思いますが、
それはまた別の話として。
で、この本の中で、Googleという企業がいかに巨大な野心を持った化け物かを
改めて思い知らされています。
さて、そのGoogleに関するこんな記事。
Googleも避けられなかった落とし穴
WEBサービスにユーザー登録をする際、スパムなどの目的でIDを不正に大量取得することを防ぐための仕組み「CAPTCHA」(Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart、例のぐにゃぐにゃとねじれた文字が現れるアレです)が、目の不自由な人々の障害になっていることについて解説した記事です。多くの障害者が視覚認証以外のアクセス方法を求めているにも関わらず、Googleの対応が遅れていることについて批判が高まっている、とのこと。Googleだけでなく、Yahoo!についても「取り組みが十分でない」と批判されています。
(中略)
Googleの説明が事実かどうかは別にして、CAPTCHAをスパム対策として採用する前に「これは視覚障害者に使いづらいのではないか」と考えられなかったのでしょうか?Googleが批判されるべきか否かを論じるのがこの記事の目的ではないのですが、「自分が同じ立場だったら気付いたのか」と言われると、正直言って自信ありません。CAPTCHA問題はGoogleという優秀な技術者がそろった企業であっても、「他人の視点に立ってサービスを設計すること」の難しさ、そしてそれを怠ったときの影響の大きさを示しているのではないでしょうか。
Google、Yahoo!などの大企業が批判されているいまでも、新しく運用を開始するサービスでCAPTCHAを採用するものが後を絶ちません。これも「他人の視点に立つ」姿勢がいかに無視されやすいかを示しているのではないでしょうか。同じくWEBサービスの企画に携わる者として、常に注意していなければいけない落とし穴だと考えています。
Googleはいまやネットユーザーのエントランスです。
しかし、
エントランスに段差があり、エレベーターやスロープもない建物と同様、
Googleは特定の人に対する配慮にかけていると言われています。
web2.0時代に突入し、
ますますネットコンテンツは多くの情報を膨らませ、
その表現方法も多様化していきます。
いかにアクセシビリティを確保していくか、
これはGoogleだけの問題ではありませんが、
このネット社会のリーダーとしてGoogleに課せられた十字架は、重い。
アクセシビリティに扉を閉ざしたままのGoogle:ITmedia NEWS
投稿者 welconnect : 09:00 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月19日
ぷららとwinnyと個人情報。
「ぷらら」を運営するぷららネットワークスは3月16日、ファイル交換ソフト「Winny」による通信を、完全に規制することを決めた。ネットワーク上を流れる通信データのパターンを見て、Winnyの通信と判断したものを完全に遮断する。実施時期は早くて5月ごろ。
同社では2003年11月から、WinMXやWinnyなどのファイル交換ソフトに対して、利用できる帯域を制御するなどの取り組みをしていた。
自分もぷららのユーザーなので、気になるニュースですね。
ただ、連日報道される個人情報流出のニュースを見ると、
きっと、どこかで規制をかける必要があったのかもしれません。
私物のパソコンで会社の仕事をするな、なんて言いますが、
現実問題、家に持って帰らざるを得ないというのが、多くの会社員の本音でしょうね。
それは社員のモラルだけの問題ではありませんよね。
さらに、winnyだけではなく、「山田オルタナティブ」など、
winnyを介さないでも、PC内の情報を流出させるウイルスも流行しており、
問題はそう簡単でもなさそうです。
さて、自分個人としてはwinnyを使っていないのですが、
この規制でぷららの利用者の大幅減なども懸念されています。
サービスの質が低下することは避けてもらいたいものですが。
これに関連するニュースはこちらから。
【6位】ぷららがWinnyの完全規制を決定
投稿者 welconnect : 22:55 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月14日
ウィルコム、公式コンテンツでブログサービス──「W+BLOG」
ウィルコム、公式コンテンツでブログサービス──「W+BLOG」
ウィルコムは、同社のフルブラウザ搭載機向けブログサービス「W+BLOG」(ダブリューブログ)を提供する。3月14日からオープン。
ウィルコムは3月14日から、同社のフルブラウザ搭載機向けブログサービスとして「W+BLOG」(ダブリューブログ)を提供開始する。月額利用料金は無料。ユーザーは通信料金のみの負担でサービスを利用できる。
ウィルコム快進撃。
フルブラウザ機種が充実しているウィルコムなだけに、
ブログの楽しみ方にも幅がありそうですね。
投稿者 welconnect : 23:56 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月11日
トリノパラリンピック開幕!!それを伝えるメディアのアクセシビリティ。
トリノパラリンピックが開幕しました。
オリンピックでは残念な結果に終わったこともあり(女子フィギュア以外)、
日本人選手の健闘が期待されます。
が、メディアでこのスポーツイベントを取り上げる機会は少なく、
NHK以外の各放送局での放送はないようです。
新聞紙面などを大きく飾ることも、
おそらく日本人選手のメダル獲得がない限りは難しそうです。
ということで、熱戦の続くトリノの情報を得るために
大きな情報源となるのがインターネット。
日本人選手の活躍だけでなく、各競技のルールや、特徴、
パラリンピック独特のクラス分けの情報などの詳細が載っているサイトも多く、
貴重なメディアとなります。
パラリンピックはご存知のように視覚障害の方によるカテゴリもあるので、
当然、視覚障害を持った方によるアクセスは大前提。
ウェブサイトのアクセシビリティは当然充実していると考えて間違いない、はず。
が、非常に残念な結果した・・・。
※アクセシビリティチェックはAnother HTML lintで行っています。
KanPara Press~感じるパラリンピック~カンパラ
速報、写真なども充実していて、綺麗なサイトですが、-30点。
Yahoo!Japan×SportsNavi トリノパラリンピック特集
おなじみYahoo!のパラリンピック特集ページ。-114点。
日本障害者スポーツ協会
フレームセットなのですが、枠組みだけで-248点。パラリンピック情報ページで13点。
障害者スポーツ協会がそれでは困りますよね・・・。
あまりに悲しい結果ではありましたが、なかにはすばらしいサイトもありました。
アイススレッジホッケー日本代表応援サイト
文字サイズの変更アイコンも設置してあり、アクセシビリティチェックでも99点!
ブログもできていますね。
ということで、アイススレッジホッケー日本代表を応援しましょう。
投稿者 welconnect : 22:02 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月02日
サイトリニューアル!!!の途中。
ウェルコネクト、ようやくサイトリニューアルです。
こちらのブログサイトはまだまだ旧バージョンですが、
おいおいリニューアルしていきたいと思います。
また、アクセシビリティチェックもまだすんでいません。
チェック次第、アクセシビリティ認証マークをつけていこうと思います。。。