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2009年03月26日
中村祐也、天才と呼ばれた男の覚醒。
アウェーで札幌との激闘。
試合を決めたのはかつて将来を嘱望されていた天才のゴールだった。
試合は終盤に入り、どちらも中盤がルーズになったため、
両チームのゴール前を行ったり来たり。
それでも、ホーム札幌はサイド攻撃から再三決定機を迎えていた。
このままアウェーで昇格のライバルとスコアレスドロー、
決して悪い結果ではない。
しかし、この局面で、アジエルからのスルーパスを受けた途中出場の中村が冷静にゴールを決める。
札幌に、スローインになったボールの保有権を巡って、一瞬の隙が生まれていた。
裏のスペースを狙っていた中村。
会心のゴールだ。
かつては将来を嘱望され、小野伸二の後継者とも目されていた男。
浦和で出場機会を得られず、
湘南に移籍した昨年も結果は残せなかった。
淡泊に見えるそのプレースタイルだが、
ついにそのポテンシャルの片鱗を見せた。
天才は覚醒するのか。
次は大一番、仙台戦。
投稿者 welconnect : 07:39 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月24日
3連勝の中の苦悩。
決して内容が良いわけではない。
むしろ悪いにも関わらず、
3試合で積み上げた勝ち点は9。
開幕3連勝。
湘南ベルマーレは最高のスタートを切れたのか。
勝ち点を重ねるごとに自信を深めるどころか、
試合を追うごとにパフォーマンスが落ちている印象すらある。
なぜか。
トゥットの不調も深刻で、
田原もセンターFWとして機能しきれていない印象もある。
なぜそう見えているのか。
それは、周囲のサポートが不足して、
孤立する場面が増えていることに関係がありそうだ。
この岡山戦での決勝ゴールは前線でボールを収めたトゥットからこぼれたボールをフォローした寺川のゴールだった。
このシステムでは寺川、坂本の両セントラルMFの運動量・展開力にかかる部分が大きくなる。
もっとも深刻な問題は、このふたりの30代の選手に代わる選手がいないことではないだろうか。
ふたりの運動量が落ちたとき、コンディションに問題があるとき、怪我や出場停止。
様々な場面を想定したとき、彼らに代わる選手として、
永田亮太で本当にシーズンを戦っていけるのか。
3連勝でも満足のいかないさ試合内容。
見えてきた課題とどう向き合うべきか。。。
投稿者 welconnect : 18:43 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月16日
全然だめ、でも勝ち点3を得ることの意味。
全然だめ。
J2第二節。
ハーフタイムに、反町監督はこうチームに語り始めた。
相手は昇格したばかりの栃木SC。
中盤の運動量で劣勢に立つ
ボールを支配される時間が多くなる
左右のFWが自陣に押し込まれる
事実上のワントップである田原が孤立
前線にボールが収まらない
引いているので反撃するにも頭数が揃わない、迫力がない
個人で勝負して跳ね返される
またボールを支配される。
こんな繰り返し。
全然だめという印象を受けていたのは監督だけではあるまい。
しかし、前任の菅野監督は常に選手をリスペクトし、
どんな試合の後にもこういったコメントを表向きにすることはなかったように思う。
このコメントからも反町監督の理想と現実のギャップによる苛立ちも垣間見られる。
それでもチームは勝ち点3を獲得した。
こういった試合が51試合のうちにまだまだたくさんあるだろうし、そこで勝ち点を重ねることの意味は大きい。
まだ未完成のサッカーが勝ち点を重ねるごとに完成に近づくことも期待できる。
全然だめでも手に入れたものの意味は大きい。、
投稿者 welconnect : 07:32 | コメント (0) | トラックバック
2009年03月09日
陽当たりがいいのに光の射し込まない新事務所
3月になって、事務所を海老名市国分寺台に移転しました。
新居兼事務所という形で、まだまだ整理しきれていない荷物がちらほら。
快適ではあるのですが、困っているのは光回線。
かなり前から申し込んでいて、3~4週間で開通するなんて言われていたのですが、やっと工事日の連絡が来たかと思えば、
光ファイバーを私有地を通すことになって交渉に時間がかかってあと一ヶ月以上後の工事になると。
おいおい。
そんで解約する場合違約金が発生するとか言われて、約束を破ってるのはどっちだ?ってか約束はしていないにしろ遅すぎるだろ。
とKDD○に言っておきたい。。。
あ、光はまだでも業務は続行中ですのでご安心を。
投稿者 welconnect : 18:37 | コメント (0) | トラックバック
開幕。田原豊という選択。
開幕戦。
反町新監督を迎えた湘南は横浜FCとの神奈川ダービーでの開幕となった。
ここで、反町監督は加入したばかりの田原豊を
4ー3ー3のスリートップの中央に置いた。
もともと素行不良などでダーティないイメージの強い田原を獲得することに、疑問を感じているサポーターも多かった。
しかし、チームにはそのポジションの適任者が不在だった。
そして、スタメンには田原豊の名前があがった。
反町サッカーの神髄ともいうべきモビリティを生かしたサッカーで、坂本、寺川を中心に縦横無尽に駆け回る湘南。
そのなかで、田原の役割も明快だった。
ボールを必死で追い、体を張ってマイボールにし、攻撃の糸口を作った。
圧倒的なフィジカルの強さは健在。
時には自陣に戻って守備にも加わった。
後半、トゥットとの交代でピッチを去る田原に湘南サポーターから惜しみない拍手が降り注がれた。
ゴールはなかった。
けれど、それ以上にチームに大きな貢献をした田原に、それまでの疑問の声はかき消された。
田原は反町監督が探していたチームに欠けていた一片のピースだったのかもしれない。
まだ残り50試合。
勝ったもののチームには多くの課題が残った。
プレスキッカーの質、後半の運動量の低下、メンタル。
このサッカーで夏を乗り切るためには選手層の上積みも必須条件だろう。
まずは勝ち点3。
長いシーズンが幕を開けた。