今日、大雨の中、湘南BMWスタジアムではJ2リーグ、湘南ベルマーレとファジアーノ岡山の試合が行われました。
すでに前日他会場の結果によりJ1昇格が決定している湘南ベルマーレ。
この試合で勝つか引き分ければJ2優勝。
これまでなぜか歓喜の瞬間に縁遠かったホームスタジアムには熱気と期待が充満していました。
大雨で最悪なコンディションの中、一進一退の前半。頼りになるストライカー・ジネイのゴールで先制し、後半へ。
しかし、流れはファジアーノ岡山に。
水たまりばかりでボールがまともに進まないエリアにも躊躇なくボールを運び、スクランブルを生み出す岡山に圧倒され、防戦一方。
選手交代を行うも、かえって守備陣は後ろ重心になり、中盤にもスペースが生まれる。
遠目ですが、おそらく秋野をアンカーポジションに移したと思われますが、それも功を奏せず。
そして、一度はGK秋元がシュートを弾くものの岡山の大竹洋平に詰め寄られて同点ゴール。
勢いは完全に岡山だが、それでも、逆転ゴールは許さないベルマーレ。
決定的なヘディングシュートもGK秋元がファインセーブ。
1-1のまま試合は終了し、J2優勝を自力で決めることができました。
インタビューを受ける殊勲者秋元陽太。
FC東京から移籍してきて、どんな思いで挑んだシーズンかを尋ねられると、人目をはばからず涙を流す守護神。
?「湘南に帰ってきて、絶対にJ1にあげようと思っていた。」
? インタビュー動画
? 明治安田生命J2リーグ 第39節
⚽️ 秋元 陽太(湘南)@bellmare_staff#Jリーグその他の動画はこちら? https://t.co/DnlKbUIXC0 pic.twitter.com/Z2XXxs4FOS
— Jリーグ (@J_League) 2017年10月29日
絶対にチームを昇格させるという強い決意をもって、チームに帰ってきた男。
その決意がビッグセーブを生み、リーグ最少失点の原動力に。
インタビュアーの安田美香も完全にもらい泣き。
J2優勝セレモニーはシャーレの授与やビールかけ、ハーイやべっちの収録など、
終始ハイテンションで盛り上がっていましたが、一番ハイテンションだったのはきっと乾杯の音頭を取った三栄建築設計の社長。ありがとう。
ユースの子たちもセレモニーに最後加わりましたが、こちらは午前中、豪雨の中、
クラブユースカップで柏レイソルユースを撃破。
マリノスユース・ヴェルディユース・レイソルユースといった強豪を次々に蹴散らす快進撃。
ベルマーレはクラブとして大きな成長を続けています。
フットサルクラブも昨日のアグレミーナ浜松戦で10-0という大勝。
GKフィウーザの陰に隠れて出場機会の少なかったGK上原がスーパーセーブを連発し、
同じく出場機会の少なかった近藤の2ゴール、ベンチ外の多かった高溝もキレッキレのドリブルを見せるなど、
チームとしての底上げを感じます。
一歩ずつ、ベルマーレは成長していることを実感したこの週末。
最後に、濁流にのまれ使えなくなった馬入グラウンドの復旧に当たっているサポーターの皆様。
本当にありがとうございます。