湘南ベルマーレがアウェーでセレッソとのゲームに勝利し、勝ち点27の5位。
昇格レースに踏みとどまった。
負傷のため、ジャーン、斉藤という今シーズンの補強の目玉であった両センターバックを失った湘南。
大きな痛手を負って迎えたこの試合、チームは4ゴールの快勝。
試合は、セレッソの攻撃を湘南が跳ね返し、カウンターでゴールを狙う展開に。
4ゴールをあげたものの、湘南のシュート数セレッソの14に比べて、半分のわずか7だった。
これが示すとおり、ボールポゼッションはセレッソにあった。
ビハインドを追うセレッソは、長身FWを投入したパワープレーを試みた。
が、それをことごとく跳ね除けたのが、3年目のDF田村雄三。
典型的な対人プレーに強いタイプのセンターバック。
昨年まではセンターバックのレギュラーポジションを確保していた田村だが、
ミスも多く、ビルドアップなどの能力に欠け、
そして強力なベテラン選手の加入もあって、出場機会を失った。
大卒3年目。今年は結果を残さなければあとがないシーズン。
しかし、愛媛戦で自身J初ゴールをあげるなど、ここ数試合での活躍は目を見張る。
この試合でも、セレッソの長身FWに対して、体を張ってピンチを防いだ。
決意のシーズンに挑む田村雄三。
その強い気持ちが、主軸を失ったベルマーレの最終ラインを支えている。