シーズンが終了。
昇格を視野に入れたまま、シーズン終盤まで戦ってこれたのだ。
これまでとは違う充実感があって、来期への期待に胸を膨らませてもいいところだが。
最終戦のアウェー愛媛戦は、屈辱にまみれた昨シーズンを髣髴とさせるような負け方だった。
同点ゴールを許し、動揺した隙に連続ゴールを奪われ、敗戦。
来シーズンに向けての不安を残すものだった。
そして、毎年。この日はやってくる。
戦力外通告の選手がチームから発表され、
チームをこれまで支えてきた選手たちの名前がリストに掲載された。
ユース時代から期待され続けてきた中里。
エースとして二年連続二桁ゴールを挙げた柿本。
デビュー戦で2ゴールをあげた決定力の高さが魅力の森谷。
さらに富山、財津。どちらも湘南のアキレス腱といわれる貴重な右サイドバック。
そして、エドワルド・マルケスの名前もその中にあった。
5得点ながら、前線でボールをキープし、リズムを変えることのできる貴重な選手だった。
もちろん、PKも外した。シュートもそれほどうまくなかった。ムラが多かった。
いろんな課題はあったにしろ、それでも、湘南の外国人FWとしては、
これまででもっとも貢献した選手といって間違いないのではないか。
それでも、戦力外通告をした背景としては、
それ以上に期待できるFWの獲得のめどが立ったと考える以外にはなさそうだが・・・。