カレカは昇格に向けての秘密兵器となりうるのか?石原のベストパートナーは?

湘南ベルマーレにFWカレカが加入した。この獲得の意図はどこに?


湘南はリンコンが負傷のため、一時帰国。
チームにフィットしていたというわけではないが、
昇格を目指すチームにとっては攻撃のオプションを失うことになった。
そして、これまで、攻撃を支えてきたアジエルが骨折のため戦線離脱。
チームは、攻撃の形をもう一度考え直す必要に迫られた。
そこで、このカレカの加入。
セレッソを戦力外になった大型FWは、
馬力のある突破を得意とし、個人で状況を打開する力も持っている。
現段階でできる戦力補強としては、これが精一杯で、これが最高の形だったのかもしれない。
湘南は、現在12得点のエース石原を軸にツートップを組んでいる。
そのパートナー選びがこれからの試合の鍵を握りそうだ。
まずは、昨年からのパートナー原竜太。
スピードのある裏への飛び出しを得意としている。
体を投げ出してボールにくらいつき、不利な状況からでもマイボールを獲得する。
さらに、積極的にプレスを仕掛け、守備の面での貢献が光る。
今季、ゴールという結果を残せていないが、チームにリズムを作るという意味で、
スタメンで原を起用し、攻撃にはリスクをかけずに前半をイーブンで終え、
後半に勝負という狙いを持った試合も多かった。
守備に重点を置くとしたら、原がベストパートナーだろう。
ゴールという結果を残している面から考えれば阿部。
得点感覚に優れ、難しい状況からでもゴールを奪うが、逆にイージーなミスをすることも多い不思議な選手。
チームにもフィットし、守備でも奮闘する姿が目立ってきた。
そして、カレカ。
馬力のあるこの大型FWを後半の途中から試合に投入すれば、
一気に試合は動き出す。
リンコンに比べて、足元のテクニックやシュートの精度、センタリングに合わせる技術など、明らかに見劣りする部分もあるが、
ひょっとしたらいまの湘南に最も必要なのは、
後半の厳しい時間帯に、パワープレーで体を張ってターゲットとなることのできるカレカのような選手なのかもしれない。
週末には古巣セレッソ大阪戦。
チームの命運は・・・。

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