躍動する臼井幸平。第一クール終了。

J2は第一クールが終了した。
シーズンの三分の一が終了した段階で、
湘南ベルマーレが2位にいることを予想できた人は少ないはずだ。


この日、5ー0という大差でカターレ富山を下したものの、
試合内容はどう転んでもおかしくないものだった。
後半開始直後に迎えたピンチで、
ゴールマウスを確実に捕らえていたボールをライン上でかきだしたのが臼井。
この試合、臼井幸平は先制点に絡むインターセプトとドリブル、
さらに右からのセンタリングで中村と坂本のゴールを導いた。
今シーズンの臼井は充実のシーズンを迎えている。
縦に突破するだけでなく、中央に切り込んでのプレーや、
壁パスでの中央突破など、大胆なプレーが増え、
昨年は無得点だったものの今年はすでに2得点をあげている。
この変化の要因は、
アジエルがうまく臼井のスピードを生かしていることや、
守備が安定していることと左の山口が攻撃を自重気味であることもあるだろう。
ユース出身で、チームのJ2降格を知る唯一の選手。
浪人時代を経て、横浜FC、山形でプレーするも、
臼井が移籍した翌年に前所属チームが昇格するという
悔しいジンクスを抱えることとなった。
昇格への思いの強さが、プレーにつながっている。
縦横無尽に欠ける臼井の姿から目が離せない。

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