カタールで開かれているアジアカップ2011。日本はPK戦の末韓国を破り、決勝進出を決めました。
といっても、内容の面を考えると、素直に喜んでいいものなのか。
試合中は審判のジャッジに対応できずにファウルを繰り返し、DFラインでの不用意なミスも目立ちました。
そして、延長で1点リードしてからは、すぐに守備重点にシフトしました。それ自体はチームとしてはっきりと意思統一ができており、その後の選手交代を見ても、指揮官の意図から外れたものではなかったことは間違いありません。なのに守りきれなかった。カテナチオの文化を持つイタリア人指揮官の目には、守りきるつもりで守りきれなかった日本サッカーをどのように映ったのでしょうか。
パワープレーにきている相手の長身FWを少しでもゴール前から遠ざけなければいけなかったのに、それもせずにズルズルと引っ込んでいってしまったゲーム運びを見ると、決して会心のゲームとはいえません。
なにはともあれ、決勝。オーストラリアを破ってコンフェデへ!