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検索エンジン上位表示のために必要な技術としてのSSL、https化
今回は私たちの行っているウェブ制作について。
ツイッターやフェイスブックなどSNSによるアクセスが占める割合が大きくなっているインターネットですが、
それでも検索エンジンで上位表示されることは、
高い注目を集め、競合に勝つ上でも依然として非常に大きな意味を持っています。
検索エンジンでの上位表示を目指すSEO(検索エンジン最適化)の技術については
googleもその順位決定要素を完全に公開しているわけではないので
様々な試行錯誤を繰り返しながら、効果のある手法を採用していくという流れが続いています。
順位決定要素の一つであるとしてgoogleが公表しているものもあり、
そのうちのひとつが暗号化です。
GoogleはHTTP通信を暗号化して行うHTTPSを優遇し、
順位決定の要素とすることを以前から公言しています。
お問い合わせのメールフォームから送信する情報などもSSLによる暗号化で
第三者に抜き取られないというHTTPS通信は非常に重要な技術です。
その場合、http:// で始まるURLではなく、https:// でURLが始まるのですが、
このsこそがsecure(安全な)を意味する通信であることを示しています。
常時SSLと部分的なSSL
このSSLによる暗号化をメールフォームのページなどのサイトの一部のみで適応するか、
それともサイト全体を暗号化するか。
サイト全体をSSLで保護するのを常時SSLといいますが、
じゃあサイト全体がhttpsになっていれば順位が確実に上がるかと言ったら、
現時点で、影響は今のところそれほど大きくないというのが実際のところです。
ただ、今後は常時SSLが常識になってくることを考えると、
制作業務で携わっているサイトも常時SSLに変更していかなきゃいけないのだろうとも考えています。
(http から https に転送する形でサイト運用することはできるので見た目のURL以外は変わらないんですけど)
でも、そうなると、たとえば名刺などの印刷物に書かれているUELもhttpsにするべきだし、
移行の作業の負担であったり、悩ましいところではありますよね。
ということで、
新規制作サイトに関してはこの常時SSLを最初の段階から導入することについても視野に入れていこうと考えています。
料金をどうしようかというのが悩みどころなのですが、
できるだけ負担がないようにしていきたいとは思いますが・・・。