AIDMA(アイドマ)という言葉をご存じでしょうか。
経営や営業などをされている方であればマーケティング用語として一度は聞いたことがあるかもしれません。
購買行動のプロセスとして、このような段階を経ているということを示したものです。
AIDMAの法則
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
M:Memory(記憶)
A:Action(行動)
それぞれの頭文字をとってAIDMAと呼ばれています。
現在、マーケティング分野では、AIDMAではなく、
AISCEAS(アイシーズ)という用語を用いることが多くなっているようです。
具体的にそのプロセスを見てみると、
AISCEASの法則
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
S:Search (検索)
C:Comparison(比較)
E:Examination(検討)
A:Action(行動)
S:Share(共有)
検索、比較、検討、共有というプロセスがあることに気が付くかと思います。
インターネットがより身近になることで、
検索を行うことで情報を収集し、
商品やサービス、販売店等の比較検討が容易になったことが最大の要因です。
皆さんも価格コムのような比較サイトや
ネットショッピングのポータルサイト(楽天やヤフオクなども)を一度は使ったことがあるかと思います。
商品購入後の口コミ情報やフェイスブックやツイッターなどのSNSに
感想などを書き込むということも日常的に根付いている方も多いのではないでしょうか。
さて、介護サービスの場合はどうでしょうか。
商品のような単純な比較が難しく、まして法定価格のため、価格競争も存在しません。
比較のできるサイトとして、介護サービス情報公表制度のホームページがありますが、
残念ながら、介護サービスを初めて利用しようという人が見て理解できるものとは到底思えず、
サイトのユーザビリティや公平性という部分でもまだまだ欠陥を残しています。
しかし、いずれは介護サービス事業所が直接利用者から選ばれる時代になるでしょう。
介護サービス事業所の口コミ情報などを書き込めるサイトも増えています。
将来のために、事業所としての差別化をはかり、
それをアピールすることのできるツールを備えておくこと、
そしてご利用者に感動を与えるサービスの提供を目指していきましょう!