クリークアンドリバー社とNPO法人ハーモニー・アイが共催した講座、
「ユーザー目線のウェブサイト構築法」に出席してきました。
NPO法人ハーモニー・アイといえば、
視覚障害の方や高齢者によるユーザーテストで
ウェブサイトのアクセシビリティの診断を行う団体、
という認識しかなかったのですが、
今回はアクセシビリティ診断ではなく、
主婦3名をモニターとして、サイトのユーザビリティのユーザーテストをするというものでした。
ハーモニー・アイと聞いた時点で、アクセシビリティ診断だと考えてしまうツメの甘さに落胆しつつ。。。
けれど、主婦3人のユーザーテストの様子はかなり衝撃的でした。
某大手デパートのショッピングサイトで、贈り物用にチョコレートを買うという課題に、
悪戦苦闘する主婦ユーザー。
ネットのヘビーユーザーからみれば、難しい課題でもないわけですが、
主婦ユーザーにとっては、まさか、こんなにつまづきがあるのだとは思いもよらず。
ウェブを通して目的(この場合商品の購入)を達成するためには、
サイト上にはいくつものルートがあるわけですが、
経験値が少ないと、ひとつのルートで壁にぶち当たったときに、
じゃあどんなルートを通るかという選択肢が少ないわけですよね。
これが、障害のある方だという仮定をしたら、
ますます選択肢が狭まったり、情報量が制限されたり、物理的な限界があったり、
そこにあるストレスってとんでもないものですよね。
アクセシビリティをもっともっと向上させていかなきゃいけないな、というのが素直な印象です。
がんばれ俺。