湘南、J1昇格に向けたミラクルカウントダウンへ。

鬼門、アウェー仙台戦に勝利、
湘南ベルマーレは、ホーム最終戦を昇格の可能性を残したまま迎えることになりました。


これまで仙台スタジアムは湘南ベルマーレにとっては鬼門だった。
1勝1分9敗という戦績がそれを証明するとおり。
しかし、湘南は昇格争い真っ只中の仙台相手に3-2の勝利。
加藤望のプレーのクオリティの高さには舌を巻く。
圧巻は左からのフリーキック、大きく弧を描いて、ゴールキーパーの頭上を越えてのゴール。
この第4クールに入って、ガス欠になるどころか、MVP級の活躍を見せている。
さらに、アジエル不在の右サイドでは鈴木将太が躍動。
アジエルと違い、右サイドで張ることで、
今まで手詰まり感を抱えていた右サイドからの攻撃での大きなオプションとなっている。
田村の守備での貢献も重要な役割を果たしている。
ロペス・リャンという絶対的なエースに対して、ガツガツと立ち上がりからマークし、
自由にさせなかったことで、仙台にリズムを与えなかった。
もちろん。それだけではなく、選手がそれぞれに役割を果たしたことがこの結果につながっている。
湘南のチーム力を証明するのが、その選手別得点に表れている。
エースのアジエルがPKも含めて12ゴール。
それに続くのが、石原、原、加藤望の11ゴール。
一般的に、J2の戦い方は、守備を重視し、カウンターで個人能力の高い選手の力で得点する。
それは外国人助っ人選手の力に依存するという形に叙述に現れており、
昇格を目指す多くのチームでは得点数が特定の選手に偏る傾向がある。
それに対して、湘南はどの選手でもゴールを決める。
上記の4選手以外にも、エドワルドマルケス、坂本、斉藤なども得点が多く、
レギュラーメンバーでは尾亦以外の全フィールドプレーヤーが得点者となっている。
昨年11位だったチームが、こういった戦い方をすることなんて、誰に想像できただろう。
ホーム最終戦は福岡戦。
まったく勝てなかった天敵に、前回対戦でようやく勝利をつかんだばかり。
愛媛での最終節まで昇格の可能性を残すには、
この試合に勝利し、京都が勝たないことを願うのみ。
さぁ、ミラクルカウントダウン。

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