湘南ベルマーレ、2007シーズン総括 オフェンシブハーフ編

アジエルなくしてはこのチームの昇格はありえない。


J1を含め、数多くのオファーを断っていち早く残留を決定したアジエル。
来シーズンも攻撃の核はアジエルに他ならない。
繊細で美しいも力強いステップワーク、
アジエルがボールを持つと、チーム全員がアジエルを中心に動き出す。
アジエルのドリブルが湘南の生命線となる。
小さな体だが、実はジャンプ力があり、コーナーキックからのヘディングも得意。
明るいキャラクターで、チームへの影響も大きく、まさにチームの顔だ。
シーズン終盤、
家族の不幸のためにアジエルが戦線離脱。
その間に成長を見せたのが鈴木将太。
右サイド、ボールを持ったらドリブルで勝負を仕掛ける。
シーズン序盤は、消極的なプレーが目立ち、チームの期待を裏切ってきたものの、
終盤は鈴木将太のドリブルはチームにとってなくてはならない武器となった。
トップ昇格し、試合出場も果たした猪狩や、磐田ユースから加入の原田らの活躍にも期待。
左では加藤望が存在感を見せた。
38歳とは思えない豊富な運動量、経験の高さ、正確なプレスキック、視野の広さ、
第4クールに入ってからはまさにMVP級の大車輪を見せていた。
衰えることはないのだろうか。
今シーズンはキャリアハイのシーズン10得点をあげ、まだまだ発展途上。
途中出場の多かった永里だが、プレーにムラも多く、
スーパーサブと呼ばれるだけの活躍をしたとは言い難い。
だが、第4クール京都戦で見せた同点ゴールなど、印象に残るプレーも多かった。
ピッチにたてば、何かを変えることができる、そんな期待される選手に成長してほしい。
そして、16歳の菊池大介。
出場は1試合のみだったものの、ボールコントロールの技術や視野の広さなど、
将来性を感じさせる選手であったことは間違いない。
経験を積み、チームだけでなく、リーグを背負って立つ選手になることを期待したい。

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