大久保理「灯す日々」

ちょっと音楽の話なんかを。
今日の夜、郵送で届けられた1枚のCD。
発送人は大久保理。
「灯す日々」と名づけられたこのアルバムは、彼がソロで活動を開始してから二作目となる。
「ふれあい」という二人組みのデュオでデビューし、二枚のアルバムを残したものの、
ふれあいは解散。
大久保理はソロとして活動を開始し、神奈川県内のライブハウスなどで音楽を続けていました。
その歌声は、どこまでも美しく、どこまでも凛として、力強く。
柔らかさと暖かみを感じつつも、力強さを増した歌声は鋼のようで、
魅力的な響きを持っています。
アコースティックギターを中心につむぎだされるメロディーは、
素朴でも、彼が生まれ育った湘南という風景にも重なり、広がりを見せます。
僕が大学生だった頃。
藤沢駅前で歌っている彼の姿を何度も見ていました。
コンコースを突き抜けて、夜空に吸い込まれるような、歌声の響きに感動を覚えたことも、
まだ鮮明に残っています。
あれから、もう10年。
こうしてすばらしい作品をリリースしてくれるアーティストの存在があって、
自分も頑張らなきゃいかんな、と、思う次第です。

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