希望をつなげた湘南ベルマーレ。役者が揃ったホーム最終戦。

最終節まで昇格の可能性をわずかながら残した。
可能性は限りなく小さくても、
これは1/42の試合が消化試合でなくなったというだけの違いではない。


昨年はホーム最終戦で福岡に敗れ、アウェーでの最終戦を消化試合として迎えた。
昨年と同じように、絶対に負けられない状況を何度も迎えながら、たどり着いた最終節までの道程。
最終節に昇格の可能性を残して戦うチームを応援することのできる誇らしさ。
ファイナリストのひとつになりえた自信は選手・サポーターにも深く植え付けられるに違いない。
昇格を手にできなかったとしても、
来シーズンに向けて大きな手ごたえとして感じることのできるシーズンになるはずだ。
ホームでの最終戦は石原・アジエル・トゥットのゴールで快勝。
前半はリードしながらも攻撃の起点をつくれない時間が多かったものの、
トゥットの投入で大きく戦局が変わった。
前線でボールをしっかり収め、おそらく苦手であろう守備にも走り回り、
チームの攻撃にリズムが生まれる。
そして、驚くべき決定力。
出場6試合で5得点。
・・・それだけじゃない。
出場時間174分で5得点。90分平均得点2.59!!!
さらにシュート数7で5得点。シュート決定率7割1分!!!
チームに合流してからの時間も短く、コンディションだって万全ではない。
それでもこの結果を残せているというのは、まさに神懸り。
主力の怪我に泣かされ続けたシーズン、
ホーム最終戦にしておそらくはじめてチームの主力選手が全員揃って戦うことができた。
泣いても笑っても最終節を残すのみ。
どうせだったら笑いたい。
許されるのなら、選手全員が、スタッフ全員が、そして全てのサポーターが、
笑ってシーズンを終えることのできることを願うのみです。

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