介護マーク:これで女性トイレに付き添う夫も安心… 海老名市が配布開始 /神奈川
◇一目で分かる
海老名市は今月から、高齢者らを外出先で介護する際に使える「介護中」と書かれたカードの配布を始めた。「介護マーク」と呼ばれるもので、静岡県が全国に先駆けて今年2月から作製し、「認知症の人と家族の会」(京都市)と協力して普及を進めている。県内の自治体では初めての導入となる。
海老名市によると、夫が認知症の配偶者を介護するため、買い物先などで女性トイレに付き添った場合、誤解される恐れがあり、「一目で介護中と分かるものがあれば助かる」と要望があった。
カードは首からぶら下げるタイプ。認知症以外に聴覚障害、発達障害、知的障害のある人を介護する場合も利用でき、介護中であることを知ってもらえる。同市は「外出先でこのマークを見かけたら、温かい目で見守ってほしい」と理解を求めている。問い合わせは市高齢介護課高齢者支援係(046・235・4950)
けっこう、認知症の奥さんと一緒に外出した先の駅のトイレで、
別々になったその間に行方不明になってしまうなんて話があるものです。
「介護中」というカードを首から下げることで、周囲の誤解を避けることができる、
・・・とは簡単に言いますが、
この「介護中」というカードの存在であったり、
介護をする家族の苦労や大変さであったり、
そういったことを認知してもらうことで、はじめて周囲の理解も進んでいくものじゃないでしょうか。
カードを作って、それでおしまい、にならないことを願います。
これをつけていたとしても、
女性トイレに入る勇気が持てない人の方が多いのかなと考えると、
公共の施設等での多目的トイレを増やすことをお願いしたいかな、と。