問題児ブラウザ「IE6」にさよなら、米国でもシェア1%切る、MSが祝辞
米Microsoft(MS)は、米国が同社製Webブラウザ「Internet Explorer 6(IE6)」にさよならを告げた、として祝辞を述べた。米調査会社Net Applicationsの推計によると、2011年末に米国でIE6の利用シェアが1%を切った。MSは、より多くの開発者やIT専門家が、時代遅れのブラウザに対応するための時間を費やさずに済むようになる、としている。
IE6は2001年の登場からすでに10年が過ぎた旧版。Webサイトの表示方法にくせがあり、セキュリティ面の問題も多い。最新のWeb技術HTML5が使えないといった欠点があり、サイト制作会社やインターネットサービス運営会社を悩ませ、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」をはじめさまざまなサービスが対応の打ち切りを決めている。
MSも以前から新版「IE8」「IE9」への更新を促し、2011年3月にはIE6のカウントダウンサイトを立ち上げた。
カウントダウンサイトは、Net Applicationsの推計をもとにIE6のシェアを国別に表示している。すでにオーストリア、ポーランド、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、ノルウェーでIE6のシェアは1%を下回った。また米国のほかチェコ、メキシコ、ウクライナ、ポルトガル、フィリピンでもシェアが1%を切った。
なお、2011年末時点でIE6のシェアが高い国を見ると、中国が25.2%と圧倒的トップ。続いて韓国の7.2%、日本の5.9%、ベトナムの5.5%、インドの5.4%と続き、アジアでは依然根強い。全世界におけるIE6のシェアは7.7%で、前年の13.7%から低下した。
InternetExplorer(以下IE)6は、
HTML上のコードの解釈が他のブラウザと違うので、
表示のズレや非表示などを起こしやすい、ウェブ制作側の人間を悩ませる頭痛の種でした。
ようやく、そのシェアも少なくなり、
アメリカでも1%を切り、無くしても差し支えない範囲に入ったということです。
日本ではまだ5.9%と、いまだに無視できない数字です。
IE6との闘争はいつ終焉を迎えることやら。。。
国別のIE6のシェアはこちらから確認できます。
IE6 COUNTDOWN