湘南ベルマーレの債務超過額が一億円を超える見通しであることがスポーツ新聞に載り、
yahooのトップにも存続の危機と、ご丁寧に晒されてしまいました。
ベルマーレ平塚として日本サッカーの発展に大きく貢献し、
親会社フジタの撤退以降、存続の危機を迎えながらも、
地域密着の複合型スポーツクラブとして生まれ変わり、
身の丈経営を続けること10年。
OBを指揮官に迎えた初年度にJ1昇格を経験した。。。
ここまではよかった。
J1ではまったく結果を残せず、リーグワースト記録を次々に塗り替え、
まっさかさまにJ2降格。
日本振興銀行がらみでくっついてきたスポンサーは次々と破綻・倒産。
一年でのJ1復帰を狙って、積極的な補強で臨んだJ2シーズンでも14位。
胸スポンサーをつけることもできないままシーズンを終え、
残ったのがこの1億円の負債。
今となって思えば、J2降格した時点で、
胸のスポンサーが獲得できないのであれば、
また身の丈に合った補強やチーム作りをすべきだったのかもしれません。
アジエルや田原、臼井といったチームを支えてきたベテランを次々と放出したのも、
残念ではありますが納得がいきます。
それでもなお、放っておけば(胸スポンサーがつかない限りは)、
この負債はどこまでも膨らんでいくでしょう。
この一年をどう戦うか。
チームはユース出身者を中心に、平均年齢もぐっと若返りました。
今後はますます、ユースからの育成の重要性が増していきます。
昇格という目標が、到達困難な状況であることは間違いない状況下ではありますが、
その中でも、遠藤・古林・鎌田・菊池・馬場・猪狩といったユース出身者が結果を残し、
チームとして・クラブとしての価値を高めていくことに期待したいと思います。