J1リーグ最終節。
大宮にも敗れてシーズンを6連敗で終えた湘南ベルマーレ。
それでも、絶望感だけではなく、チームは大きな使命感と大きな目標を手に入れました。
湘南ベルマーレが目指し続けたのは湘南スタイルという、
コンパクトで、攻守の切り替えが早く、次々と選手がボールホルダーを追い抜き、
ペナルティエリアに雪崩れ込む、労を惜しまず汗をかく痛快なサッカー。
勝ち点を積み重ねることはできなかったけれど、手ごたえを感じていることは間違いない。
これは前回J1で戦った2010年の散々たる戦績と比較して楽観視しているだけではなく、
チームのスタイルが確立するのに向けて大きな前進を続けていることを誰もが疑わなかったから。
この一年の戦いが失敗だったか、代償を払いながらも突き進んだ大きな一歩だったか、
10年後、20年後に振りかえった時にきっとわかるはず。
強化費も大きく削減されることは間違いないし、
主力選手がいなくなるかもしれない。
それでも、もう前へ進むしかない。
社長と監督が決意を込めたスピーチを残し、来年。
舞台はJ2。